デパス!!!(呪文)
早くからすっきり起きれて、元気だった。
朝ご飯を食べて、家事をこなして、自室を掃除して。
秋服が着れる天気になったのが嬉しくて。
一人でランチに出かけられるほど活動的だった。
長年愛用しているドクターマーチンを磨きまでして、「お小遣い貯まってきたし、新しいの買おうかな~」なんてウキウキしていた。
……のだが。
いつものごとく15時近くになって、気分が急落下。
魔の時刻だ。
「どう考えても死んだ方が合理的だ」
「失敗作なんだから、これ以上生きていても仕方ない」
「明日、どうなるか考えないようにしている」
「あんなに悩み苦しんできたのに、わずかな化合物を飲むだけで解決してしまうとは虚しい」
デパス!!!(呪文)
はいはい、お薬飲みましょうね~。
大丈夫でちゅよ~ばぶ~。
久しぶりに調子がいいと感じていただけに、この波はショックだ。
治療は一進一退、焦ってもしゃーないと分かっちゃいるんだけど。
最近はなんやかんや小口のミニバイトに恵まれて、数時間近所に働きに出たりしている。
親にタバコ代を出してもらってるくせに、稼いだ小金は貯めている。
自分で働いて貯めたお金で、本当に自分が欲しいものを買えば、少しは向上心につながるかと思って。
タバコといえば、金ないしやめよっかな~と考えるくらいには依存度が低くなってきた。
吸う量も減った。
世間では悪者扱いのタバコだけど、私は愛してるし、感謝している。
『タバコを吸って一息つく』というクールダウンがなかったら、私はとっくに死んでいたかもしれない。
躁のときはイライラしたもんだけど、それもヤニ切れと解釈すれば堪えることができた。
以前は母から喫煙を非難されることもあったけど、躁鬱だと分かってからは何も言ってこなくなった。
ダメと言われると、吸いたくなるもんだ。
喫煙を容認されるようになったからこそ、タバコやめよっかな~という心の余裕に繋がったんだと思う。
……ここまで書いておいてアレだけど、今のところタバコをやめるつもりはない。
だっておいしいもん。
そういう考えが浮かぶようになったよ~という話である。
タバコやめたら更に太りそうだしな~。こわち。