躁とスリル
西日が傾いてきた。
魔の時刻、夕方である。
「ウッ」ときたので、迷わず頓服薬を飲んだ。
効くゥゥゥゥゥゥゥゥゥ。
おかげで、最近はゆるやかな気持ちで夕食を楽しめている。
ありがたいことだ。
少しずつだが、同じブログ村躁鬱カテゴリーに登録されているブログを読んでいる。
最初に目が止まったのがこちらだ。
俯瞰的な目線と平坦な文章で、自己を分析しようと努力していらっしゃると思う。
ゆーちさんの記事を読んで、「そうそう、それ!」と思わされる点が多々あった。
自分自身の中では曖昧模糊としていた感覚が、見事に言語化されているのを見て嬉しくなってしまった。
特に「刺激がないと生きていけない自分に困っている」という点に関しては目から鱗だった。
確かに。
確かに、そうなのだ。
私には「退屈」としか表現できなかった感覚だった。
人並み程度なら、スリルを欲することも自然だろう。
ジェットコースターに乗りたがったり、お化け屋敷に入ってみたり。
私の求めるスリルは、いささか行き過ぎている。
自分をわざと追い詰めたり、自分が貶されるのを感じて、笑っていた。
リストカットなど目に分かりやすい自傷こそしなかったものの、名誉は存分に傷つけたし、社会的信用、道徳的価値観は全く頼りにならない。
もちろん金もない。
そこまで落ちていながら、スリルに酔って笑っていたんだと思う。
自分の中にある、そういう衝動に気を付けないといけない。
たぶん、近くにいるひとからすれば、全く笑えない事態だろうから。