読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「認知のゆがみ」という単語に思い当たった。

薬を服用する前の私の状態だ。

 

そういう状態にあると、自分自身感じてはいた。

しかし、それを表現することができなかった。

語彙力がずいぶん落ちていた。まだ本調子ではないと思う。

使える言葉数、センテンスの長さがかなり制限されていた気がする。

ひどいときは単語でしか話せなかった。

長い話をしていると、途中から自分がなにを話しているのかさえ分からなくなる。

 

「認知のゆがみ」については、一時期他人について困らされたことがあった。

さんざん検討した他者の境遇にみずからも陥ることになるとは。

それにやっと思い至った。

 

自覚していた以上に、自分の状態は悪かったんだろう。

冷静に振り返ってみると、明らかに奇妙な思考をしていた。

 

診断されたその時は「なにを大げさな」と少し思った。

だらしない性格だから。

倫理観が狂っているから。

運が悪いから。

想定しきれてなかったから。

自分がわるい。

 

もちろん、自己責任の範疇もあるだろう。

今後、改善しなくてはいけない面が多々ある。

謝らないといけないことも。

 

でも、それは治ってからだ。

完治するようなものではないようだが、せめてまともになってから。

今のままでは、むやみに事態をこじらせてしまう。

すでにさんざんこじらせたあとだ。

 

幸いなことに、最悪の事態は回避したと思う。

攻撃しないように親しいひとたちから距離を置いた。

それが鬱状態のときに、一般的に起こりうることなのかは分からない。

自分の本能かもしれない。友達が大切だ。

 

約束を反故にしたまま消えた私を、友人たちは許してくれるだろうか。

それが怖い。でもまだ、それを考える段階ではないと思う。

過去の自分の言葉を引用する。

「本当の友達とは、足並みをそろえるものじゃない。

 全力疾走しても横にいてくれたやつが友達なんだ」

信じよう。大丈夫。落ち着け。

不確定要素について泣いたり悩んだりするな。

 

混乱しているときに感じていたのは、「スパゲッティー状態」。

「メモリ8Gですいすい快適処理だったのが、急に2Gになったような」。

脳みその半分も使えていない感覚があった。

 

二度通院したが、まだ一度もカウンセリングを受けていない。

してくれないのか、するものじゃないのか、と疑問だったが、今にして思えば医師の判断は合理的だったと思う。

あんな状態でいくら話してもらちがあかない。

とりあえず薬ブチこんで日本語話せるようにならなきゃ。

それから今後のことなり過去のことなり相談しよう。

 

そもそも自分の状態についてさえよく知らないんだ。

いつから? なにが原因で?

これからはどうする?

何度も繰り返すが、今考えることではない。

おいおいの課題とする。

 

ところで二度目の診察で薬を調整したらしいが、いまいち合っていない気がする。

気分は悪くないし、頭のめぐりも戻りつつある。

ウンコが出ない。腹がパンパンだ。

「ひどい便秘などがある場合は医師に相談~」というけど、「ひどい便秘」って何日だろう。

日数換算で物を考えることに慣れていないんだ。

副作用としての吐き気止め(?)を止めるとも言われたが、たしかに喉に圧迫感がある。

 

昨日、調子に乗って「普通の」外出を半日ほどしたが、そのあとの疲労感がたまらなかった。

いきなりブチあげすぎたのかも。

焦って空腹のまま薬を飲んでしまって、胃が焼けちまった。

反省している。誘いを断ることも大切だ。

その辺の判断あたりから、考えることを始めよう。

いままでは全部行くか、全部断るかの二極だった。

大丈夫、できるようになるさ。

 

そんなわけで、次の通院日までは何日かあるんだけど、電話するなりして医師の判断を仰ぐ必要がある。

それが真っ先の課題だろう。

いやだな。めんどくさいな。おっくうだ。

でもまあ、それくらいはできるかなあ。

 

初診の予約の電話すら自分でできなかった。

明日は自分で電話をする。改善だ。

 

スニーカーを買ってもらった。

父に「ほしいものはあるか」と聞かれた。

けれど、こういう状態のときって物欲が死んでる。

過去に大切にしていたコレクションすら、さんざん処分してしまった。

でも運動したほうがいいというから、靴がほしいといった。

スポーツ用の、底にクッション性のあるやつ。

 

子供のころから運動は苦手だった。

履いたことのあるスニーカーなんて、せいぜいコンバースくらいだ。

ファッションにしても、どちらかといえばイギリス寄りだった。

聞く音楽もロックとかだったのに。

それがこんな状態になったら、ヒップホップでナイキのスニーカーだもん。

笑っちゃう。

 

デザインは気に入ったものがあったから(母なんて値段気にせず好きなもん選べっていうんだよ。運動は推奨。私が治っていくのを喜んでいる)なんで布の靴がこんなに値段するんだよって思いながらも父の財布だし。あー。

どうせ買ってもらうなら、欲しいものが良かったけど、欲しいものもないし、そういうことになるんだ。あっはっは。

 

いやそうとう恵まれてるんだけどね。

そういうことを考えるのは、いまはやめよう。

大切にしよう、じゃなくて、運動しよう。

 

散歩から始めるにしても、歩きながら音楽を聞けないのが痛い。

携帯電話は、頭おかしかったときにぶっ壊したままだ。

これの修理はまだしたくない。拒否している。

携帯音楽プレイヤーも、死にたくなったときに身辺整理のつもりで売り払ってしまった。

馬鹿だよね。でも事実だ。

パソコン壊さなかっただけでも、他人を物理的に傷つけなかっただけでも、褒めてほしい。

 

つらつら書いてしまった。

こんだけ書けるなら、あとは時間の問題だろう。

明日は病院に電話して、必要なら薬を変えてもらう。

そんときに新品のスニーカー履いて歩いていく。

IT'S ALL. そんだけ。